「トゥッティ・フルッティ」「ロング・トール・サリー」「グッド・ゴリー・ミス・モリー」などのヒット曲で知られるロックンロールの創始者の一人、リトル・リチャードが87歳で亡くなった。死因は癌だという。

ロックンロールの創始者であるリトル・リチャード(本名:リチャード・ウェイン・ペニマン)が土曜日に亡くなった。享年87。その熱烈な叫び声、派手な衣装、陽気な性格と性別を超えた価値観は、新しい芸術のスピリットとサウンドを体現していた。ローリングストーン誌は彼の息子、ダニー・ペニマンからパイオニアの死を確認したが、死因は不明だと述べている。

※2020年5月10日1時40分追記:ダニー・ペニマンによると死因は癌だったとのこと。

●【写真】1967年にテレビ番組に出演した時のリトル・リチャード

リトル・リチャードは1956年の「トゥッティ・フルッティ」を皮切りに、同年の「ロング・トール・サリー」「リップ・イット・アップ 」、1957年の「ルシール」、そして1958年の「グッド・ゴリー・ミス・モリー」などのヒット曲を連発した。それらの楽曲は、彼のシンプルなポンピング・ピアノと、ゴスペルの影響を受けたヴォーカル、色気に満ちた(しばしば意味不明な)歌詞によって駆動していた。

エルトン・ジョンは1973年に、「リトル・リチャードとジェリー・リー・ルイスを聴いていた、それだけだった」とローリングストーン誌に語っている。「他の誰かになりたいとは思わなかった。僕はジェリー・リー・ルイスよりもリトル・リチャードのスタイルに影響を受けていると思う。ジェリー・リーは手の込んだピアノ弾きでとても技巧的だけど、リトル・リチャードはどちらかというとパウンダー(鍵盤を叩きつけるように弾く人)だよ」と語っている。

1958年以降、彼がトップ10入りを果たすことはなかったが、リトル・リチャードの影響力は絶大だった。ビートルズは「ロング・トール・サリー」を含む彼の曲を録音し、これらの曲でのポール・マッカートニーの歌唱や、ビートルズの楽曲「Im Down」はリトル・リチャードへのオマージュとなった。彼の曲はロックンロールにおける「規範」の一部となり、エヴァリー・ブラザーズ、キンクス、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、エルヴィス・コステロ、スコーピオンズまで、何十年にもわたってカバーされてきた。