豊見城市豊崎の臨海地で猫の不審死が相次いでいることが13日までに分かった。1月29日から2月1日にかけて、3匹の死骸が見つかった。目立った外傷はない。吐血するなど体調不良の猫も複数、見つかっている。原因は今のところ不明だが、1日には青色の物質が付着した餌と皿も見つかっており、何者かに薬殺された可能性もある。

 現場で猫の世話をしているボランティア団体の女性によると、1月29日ごろから猫の姿が見えなくなり、有志らで探したところ2月13日までに死骸や青色の物質が付着した餌が見つかった。女性は「色や形状から殺鼠(さっそ)剤を混ぜたのだろう。猫には何の罪もない。捨てることも殺すことも犯罪以外の何物でもない」と憤った。

 女性らは不審死が続いている状況と、発見した餌を豊見城署に報告した。同署は本紙の取材に「現場の調査はしっかり行っていく」とした。

 女性によると同地では約10年前から捨て猫が増えた。昨年は20〜30匹が生活している状況で、有志らが豊見城市役所と協力し、避妊去勢手術をしてその場に返す「TNR」を施したばかりだった。「人間の都合で捨てられ、一代限りの命だというのに今も十数匹の姿が確認できていない。どこかで死んでいると思うとやりきれない」と話した。

 (佐野真慈)