新型コロナウイルス感染拡大の影響で、沖縄を発着する海外航空路線の全便が24日、運休となった。台風などの災害時を除き、海外路線が全て運休になるのは初。沖縄観光コンベンションビューローは、航空路線の減便状況を踏まえて新たに沖縄観光への影響を試算した。3〜5月だけで、観光消費額が対前年比1135億円減、入域客数は同164万人減となる見通し。

 沖縄の海外路線は年々右肩上がりに増え、昨年3月時点で15路線230便が運航していた。日韓関係の悪化で昨年夏ごろから韓国路線の大幅な減便が続いていたが、3月29日からの夏ダイヤで路線復活を計画する航空会社もあった。しかし新型コロナウイルス感染防止対策で政府による入国制限が強化され、中国、韓国、香港は全便運休となった。

 23日まで中華航空の台北―那覇と、ジェットスター・アジア航空のシンガポール―那覇路線が運航していたが、24日から全て運休となった。中華航空の台北―那覇路線は4月7日から運航再開する予定だが、担当者は「状況次第で期間が延びる可能性がある」としており、運航再開の時期は不透明な状況だ。