子どもの英知

 「本当に投稿しますか?」−。他人を傷つける言葉を投稿しようとすると、確認メッセージが表れる。実験では93%の若者が投稿を取りやめたという。月刊誌『文藝春秋』(1月号)で、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんが紹介していた◆このシステムを、米国の14歳の少女が開発したというから驚く。「SNS(会員制交流サイト)の怖さや失敗を身をもって経験しているのは子どもたち」と尾木さん。日本でも、生徒自らスマホ利用のルールを作ってパンフレットにしたり、生徒会が夜9時以降はスマホをやめようと決議したりした例がある◆SNSの世界では、いじめも見えにくくなった。以前問題化した「学校裏サイト」のような場合は、ネット空間をパトロールすれば見つけられたが、現在は少人数のグループ内のやりとりとあってとらえにくい。その闇をついて、神奈川県座間市の猟奇殺人事件も起きた◆問題の舞台がSNSなら、解決の鍵もまた、SNSに探すしかない。無料通信アプリ「LINE」と長野県が、中高生を対象にLINE上で悩み相談を受け付けると、たった2週間で約400人から相談が殺到した◆尾木さんは「子どもの英知を、大人がサポートしていかなければなりません」と指摘する。子どもたちの声に耳を傾ける。そこに解決の糸口があるはずだ。(史)

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