がんと向き合う

 「無宗教の別れの会に是非おいで、ノースリーブでさ、夏に死ぬから」。10年前、がんで亡くなった佐賀市の歌人中山陽右さんが自身の“終わり支度”を考えていたころ、さらりと詠んだ一首◆生老病死。人は生きていくことも難しいが「死」をどうやって受け入れるかはもっと難しい。とても中山さんみたいに達観の境地とはいかない。それが普通である。それでも、今や2人に1人ががんを患う時代において、がんとどう向き合っていくのか、その向き合い方で人生の達成感に違いがあるかもしれない◆やっかいながんに対する不安、苦痛、恐怖…。県健康づくり財団(池田秀夫理事長)は、佐賀市水ケ江の旧好生館跡地に整備された佐賀メディカルセンタービル1階「さん愛プラザ」を拠点に、がんに対するさまざまな情報提供、相談事業に取り組んでいる◆先日「がん患者・家族のつどい」をのぞいた。ここではがんのことなら何でも話せる。がん克服の体験談など専門の臨床心理士、医療ソーシャルワーカーを交えながら、いろんなことを屈託なく吐露できる。この“サロン”とは別に月曜から金曜まで予約不要の窓口相談、そして電話相談(0120・246・388)◆悩みや葛藤を独りで背負わず、抱え込まず−。これががんと向き合う第一歩、また有益な“奥義”でもあるようだ。(賢)


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