基調講話する牧野篤東京大学大学院教授=佐賀市の文化会館

 「社会教育や公民館の隘路(あいろ)を拓(ひら)く」と題した研究大会が14日、佐賀市文化会館で開かれた。九州地区の社会・生涯教育関係者や公民館関係者ら約1500人が、シンポジウムや基調講話を通して今後の公民館の役割や社会教育の在り方について考えた。

 シンポジウムでは、東京大学大学院教育学研究科教授の牧野篤氏が講演した。公民館の役割の終わりやリニューアルが議論になる中、地域住民の公民館に対する新たな期待がある事実も踏まえ、公民館の在り方を解説した。

 牧野氏は「講座主義的な公民館でなく、地域性を次世代につなげる、希望を紡ぐような場にしてほしい」と期待を込め、「学びを基本としながらも、学校教育と連携することで次世代育成にもつながる」と述べた。

 研究大会は、全国公民館研究集会、九州ブロック社会教育研究大会、九州地区公民館研究大会の合同で開いた。