着物道中でお内裏様役を務め、夜会ではミニライブを行う佐藤和哉さん

 旧城下町に息づく和文化を生かしたまちづくりを進めるRe:からつプロジェクト実行委員会(委員長・宮島清一唐津商工会議所会頭)は29日、設立3年目のイベントを唐津市中心部で開催する。内外の唐津ファンによるトークと、ミシュラン一つ星店の弁当や地酒を楽しむ「夜会」の二本立て。インバウンド(外国人観光客)時代を見据え、唐津の魅力を再発見する。

 

 「Re:からつトーク」と題したトークイベントは、2部構成で午後3時から5時まで大手口センタービル3階のオーテホールで開く。

 第1部は和文化を楽しむ際の心得として「作り手八分、使い手二分」という言葉をキーワードに、唐津焼の十四代中里太郎右衛門さんと月刊誌「ディスカバージャパン」統括編集長の高橋俊宏さんが対談する。

 「作り手八分、使い手二分」という言葉は中里家に代々受け継がれてきたもので、「器の出来が八割で、残りの二割は料理を盛り付けたり、お茶を入れたり、花を生けたり、使い手次第で、使い方によって初めて十割の完成品となる」という意味だ。

 職人によって生み出され、生活に溶け込んでいく和文化を象徴する言葉として、日本文化の再発見をテーマとする「ディスカバージャパン」も編集コンセプトに据える。佐賀新聞で「サカズキノ國」を連載する古唐津愛好家でポニーキャニオン地域アライアンス部長の村多正俊さんが進行する。

 第2部は高橋さん、村多さんに加え、プライベートでも唐津に訪れるという福岡在住のタレント徳永玲子さん、唐津市出身でもある佐賀県観光課長の瀬戸要さんが登壇。インバウンドなど最近の観光の動向を踏まえ、東京、福岡、そして地元から見た唐津の魅力と課題を語り合う。入場無料、定員130人。

 

 トークの次は五感で唐津を楽しむイベント「Re:からつ夜会」を開く。会場は呉服店や和菓子店など古き良き和の雰囲気をとどめる唐津中央商店街に昨年秋オープンした複合商業施設「KARAE(からえ)」のカフェスペース。午後6時から春宵の風情に浸る。

 唐津はミシュラン2019版に掲載された県内10店のうち6店を占める「美食のまち」。その一店、「ひら田」(東城内)の特製弁当と地酒を中里太郎右衛門陶房のぐい呑みなど唐津焼で楽しみながら、唐津出身の篠笛奏者佐藤和哉さんのミニライブに耳を傾け、パネリストらと懇談する。

 定員50人(申し込み先着順)で参加料5000円。

 

 29日は「唐津のひいな遊び」と連携して着物姿で旧城下の散策を楽しむ「ひなまつり着物道中」を開く。

 午後1時、ひいな遊び会場の旧大島邸(南城内)を出発し、中央商店街を通り、旧唐津銀行(本町)に向かう。

 人力車2台を用意し、篠笛奏者の佐藤和哉さんがお内裏様、一昨年のKIMONOプロジェクト着物ショーでモデルを務めた高校生がお姫様として搭乗し、2人を囲んで集合写真に納まる。

 着物道中終了後は午後3時から、同じくひいな遊び会場の埋門ノ館に移り、人力車による周遊を楽しむ。参加費1人500円、先着順。雨天の場合はいずれも中止となる。

 

 後援:唐津市、唐津商工会議所、佐賀新聞社

 協力:(公財)金子財団、唐津のれん會、唐津中央商店街、キモノジャックin佐賀

 

 ※いずれのイベントも申し込みは唐津商工会議所、ファクス0955(72)5146、メールkcci@karatsu.or.jp。イベント名と氏名、住所、電話番号を添える。

 問い合わせは電話0955(72)5141。