川原英子さん「積」(F50号)

 佐賀日本画会による50回目の展覧会。1971年から続けてきたが、会員の減少や高齢化が進んだことにより、今回で半世紀の歴史に幕を引く。県内の風景画や植物などをモチーフに描いた34点を展示している。

 会員のレベルアップや日本画の向上を目的に、70年に設立した。会員は元教員や主婦などで、研究会などを通じて研さんを重ねてきた。

 展示作のうち、同会顧問で元日展会員の立石秀春さん=佐賀市出身=の「春の九十九里」(P50)は、画面いっぱいに広がる灰色の砂浜が目を引く。細かい砂が質感まで感じられる。

 川原英子さん(89)=嬉野市=の「積」(F50号)は、高く積まれた丸太を描いた。一つ一つ丁寧に描き込まれた年輪は迫力がある。

 淡い桜の花びらを表現した中野澄子さん(78)=有田町=の「桜満開」や、昭和の富士町を描いた古川末由さん(87)=佐賀市=の「北山の里」も目を引く。

 事務局の古川さんは「会員の元気な作品が見られて良かった。どんな気持ちで描いた作品かと味わってもらいたい。これからは、それぞれで取り組み、県外の公募展にも挑戦してほしい」と話している。

 

 ■「第50回 佐賀日本画会展」は佐賀市の佐賀玉屋で、17日まで。観覧無料。