佐賀豪雨の経験を踏まえ、避難時の備えなどを話した佐藤洋平氏=佐賀市のアバンセ

 「女性参画による地域防災セミナー」が11日、佐賀市天神のアバンセで開かれた。県民や自治体の防災担当者など約140人が、災害から命を守るための行動、女性の視点を生かした地域防災の在り方を学んだ。

 日本赤十字社県支部の佐藤洋平氏が「大雨災害からいのちを守る〜自助・共助の力を高める〜」を演題に講話した。昨年8月の佐賀豪雨を振り返り、夜中から明け方に強い雨が降った場合は「外に逃げることは危険」と強調。声を掛け合うことで素早い避難ができると説明し、「佐賀では一人も犠牲者を出さないようにしましょう」と呼び掛けた。

 兵庫県立大学大学院の阪本真由美准教授は「女性の視点をいかした災害に強い地域づくり」をテーマに、熊本地震や西日本豪雨での避難所を実例に講演。女性用更衣スペースがなく、人目につくところで下着が配布されるなど、女性が避難所で居づらさを感じる状況を示し、「住環境の改善を図ることが大事。プライバシーを確保するなど配慮が必要」と訴えた。