【写真説明なし】「山への思いを次の世代につなぎたい」と話す林業女子会@さが代表の門脇恵さん=佐賀市三瀬村

 「次の世代に『やってみたい』と感じてもらえるよう、自分たちが山を楽しんで思いをつなぎたい」。林業女子会@さが代表の門脇恵さん(34)=佐賀市三瀬村=は、聖火ランナーとして走る思いをそう語る。4年前に佐賀市富士町に移住し、木材を使ったインテリア作りなど森の資源の可能性を探っている。

 東京都出身。親の転勤で全国各地に引っ越し、子どもの頃から山や川、海を駆け回るのが好きだった。林業や山に関わろうと富士町の地域おこし協力隊として赴任し、「一番ふるさと感があるのは佐賀」。森や人の生き方に魅力を感じ、「山の中にいると自然に負けることも多い。大きなものの一部でしかない、と謙虚な気持ちになる生き方がすてきだった」と共感している。

 2人で立ち上げた林業女子会は、今や20〜60代まで23人が集まった。どんぐりクッキーや木工品作りのほか、森の手入れや植栽などを手掛ける「森づくり」にも取り組む。門脇さんは「幅広い関わり方があるから利活用の形を探っていける」と語る。

 聖火ランナーの話が舞い込み、2月からジムで体を鍛えて大役に備える。「きた!と驚いた。運動やリレーとは無縁だったのに」と笑うが、「山間部からは1人だけ。町の人も応援してくれているので頑張りたい」と意気込む。