佐賀みやきひょっとこ会会長の寺田恭夫さん(75)=みやき町西島=

 県実行委員会が選出した聖火ランナーの中では、最高齢者の一人となるみやき町西島の寺田恭夫さん(75)。「応募したのは、後期高齢者でも参加し、貢献できるオリンピックだということを証明したいと思ったから。『われわれもやれるよ』と同世代を勇気づけたい」と目を細める。

 経営する会社を後進に譲ってからは、ボランティア一筋。熊本地震、九州北部豪雨、西日本豪雨、佐賀豪雨と、ここ4年間は被災地に入り支援に従事した。活動は多岐にわたり、会長を務めるひょっとこ踊りの団体のほか、青少年育成指導員など、肩書は20余りになる。「そういうところが評価してもらえたのかな」と選出の経緯を推し量る。

 3月に入ってからは、自宅近くの野菜の集出荷所まで往復600メートルを走って備えている。相棒は自作した練習用のトーチ。「青竹に米を詰めて、重さは1・5キロほど。掲げ続けるのは結構大変」と調整に余念がない。ギリシャでの採火式の様子を伝える報道には「わくわくした。いよいよ始まる」と胸を高鳴らせた。

 同じみやき町では、バルセロナ五輪柔道男子金メダリストの古賀稔彦氏がランナーを務めることもあり、「やっぱり注目は柔道かな」。