浦郷壮さん

 浦郷壮さん(38)は、武雄市武内町にある壮明窯で父の好文さん、母のみどりさんと親子3人で作陶に励んでいます。大学卒業後、県窯業大ろくろ科で技術を学び、2008年から武雄温泉新館で陶芸体験教室を主宰しています。

 壮さんの作品は青白磁で、大胆で流れるような造形美が特徴。自分らしさを出したいと釉薬ゆうやくの研究と流れを表現した立体感のある造形の作品は、県内外で高い評価を受けています。

 自分の作風を確立したいと葛藤した時期もあるそうで「青白磁は造形が勝負。ろくろ技術が作品に反映します。なかなか思うようにできず悔しい思いもしました」と壮さん。国家認定の手ろくろ一級技能士検定に合格した時はとてもうれしかったそうです。

 2015年に県展知事賞を受賞。16年には島根県の田部美術館「茶の湯の造形展」で大賞を受賞。日本伝統工芸展で初出展から8年目の18年に日本工芸会正会員に推挙されました。今年2月には佐賀銀行文化財団新人賞に選ばれています。 「流行を追わず、一つのことにこだわって続けていきたい」と、若手陶芸家としてますますの活躍が期待されています。電話は0954(27)3263。(二宮幸枝=江北町)