干潟に仕掛けたわなで捕まえたムツゴロウ。間もなく繁殖期を迎える=佐賀市東与賀町の東よか干潟

 佐賀市東与賀町沖の有明海では、気温の上昇とともに干潟にすむムツゴロウが動き出し、間もなく迎える繁殖シーズンを前に潟上を元気に飛び跳ねている。

 干潟では巣穴にわなを仕掛ける伝統漁「タカッポ」が始まっている。円筒の仕掛けを巣穴に差し込んでおくと、外に出てきたムツゴロウが中に入る仕組みで、筒の入り口には「かえし」が付いていて一度入ると出られなくなっている。

 元ノリ漁師の田中安夫さん(90)は、漁場へ潟スキーで出掛け約3時間、200本のタカッポを引き抜く。「旬のムツゴロウはまるでうなぎのようなおいしさ」と笑う。