自宅の庭で約200株のバラを育てている中野貞禎さん=佐賀市与賀町

 バラの美しさに魅了され、約60年前からバラを栽培。自宅の裏にあった畑をバラ園にし、今では約70種、約200株を育てる。4月末から早咲きのバラが咲き始め、赤やピンク、黄色などカラフルな花が庭園内を彩っている。

 中野さんがバラと出合ったのは32歳のころ。佐嘉神社で売られていた苗を購入したのがきっかけ。「形や色が一年一年変化していくのが面白い」とのめり込み、「佐賀ばら会」に入会して知識を深めていった。毎日の水やりと週1回の薬剤散布は欠かさない。病気になりやすく虫がつきやすいため、細心の注意を払っている。

 庭園は交流の場にもなっている。佐賀ばら会の会員のほか、近所に住む大学生が他県に住む母親を連れて訪れたこともある。育てたバラは友人にプレゼントしたり、佐賀市金立町の徐福長寿館に寄贈したりしている。

 現在は佐賀ばら会の会長を務める。会が主催するバラ展では昨年から、バラ園を手がける施設などにもゲスト出演してもらい、交流を広げている。今年は新型コロナの影響で春のバラ展が中止となったが、中野さんは「秋のバラ展に向けて、病気にかからないよう立派に育てていきたい」と意気込んでいる。