キャンペーンで持ち帰り弁当を始めた中華料理店。店頭販売で、窓に張り紙で「武雄市民補助有」とPRしている=武雄市朝日町

【2020年4月21日の記事概略】

 武雄市や商工会議所などでつくる市地域雇用創造協議会は4月24日から、新型コロナウイルス感染症対策として、市民や市内勤務者の持ち帰り弁当購入を半額補助する「タケオテイクアウト大作戦」を始める。登録店で購入すると、消費税を除いた額が半額(上限500円)になる。大皿プレートは3千円以上で千円割引になる。5月31日までの予定だが、予算がなくなり次第終了する。

 「和洋中のお弁当から、すし、焼き鳥、パフェ、居酒屋メニュー、オードブルまで何でもある。何より半額がうれしい」「ゴールデンウイーク(GW)なのに外食もできない中ですごく助かる。毎日の楽しみ」。市民から上がる声はおおむね好評だ。

 市商工観光課のまとめによると、5月5日までの補助額は945万円。予定期間の3分の1を過ぎ、予算総額2850万円の3分の1となっている。市は「登録店は予想より少なかったが、売上額はほぼ想定通り」という。100店を見込んでいた登録店数は約80店で、GWの休店などもあって毎日の実働は50店前後になっている。

 店からは「予想以上の売り上げ。休店中のつなぎ資金の足しになる」「初めての人も多く、店を知ってもらうきっかけになっている」との声が聞かれ、1日に100食以上を売り上げている店もある。

 ただ、購入者は免許証など身分証明書を提示して名前を書き、店は毎日売り上げ報告と週1回の補助申請の必要がある。「身分証明まで求めるのはどうか。報告も大変」と登録を見送った店もある。市は「限られた予算の中で不正なく幅広く利用してもらいたい。予算をにらみながら売り上げ状況を把握し、いち早く補助金を支給するために報告は欠かせない」と理解を求める。

 「店員がマスクも着けず感染防止策が不十分」「店内が『密』になっている」などの指摘もあり、市は店に感染防止策の徹底を求めた。また、家族や会社でまとめ買いする際、全員分の身分証明が必要だった点を見直すなど、改善しながらの運用になっている。

 佐賀県の休業要請が7日から解除になり、登録店にも変化が出ている。夜を休業し、昼から持ち帰り弁当を始めた店は「好調なテイクアウトを続けたいが、夜の店と両方はできない。店を開けてもお客さんが来るかどうか。弁当か、店か、しばらくは様子を見ながらやりたい」という。持ち帰りと店舗営業の両にらみでコロナに耐える店もありそうだ。

 あの時話題になったあのこと、あの人は…。以前に掲載した記事の「その後」をリポートします。随時掲載。