茂安公の遺徳をたたえた「茂安公築堤功績碑」

 筑後川を望むみやき町の旧三根町と旧北茂安町の境の一角に、“治水の神様”と呼ばれた佐賀藩家老・成富兵庫茂安公の功績をたたえた「茂安公築堤功績碑」がたたずんでいます。

 熊本県に源を発する筑後川は、川が運ぶ肥沃(ひよく)な土壌で流域に恩恵をもたらすとともに、いったん牙をむくと水害で飢饉(ききん)が起こる悪循環を繰り返してきました。

 茂安公は、現在のみやき町千栗(ちりく)〜坂口間に川表に竹、川裏に杉を植えた全長12キロに及ぶ堤防「千栗土居」を築き、築堤以来300年近く地域住民の生命と財産を守り続けました。

 この碑は昭和10(1935)年、茂安公の名にちなんだ当時の北茂安村と南茂安村の関係村長および小学校長など、千栗土居の恩恵を受けた人々の発起で建立されました。千栗土居の名残を残す「千栗土居公園」は、ハスの名所としても親しまれ、多くの人が訪れています。(地域リポーター・橋本美雪=みやき町)