トリモテの利用と「#佐賀エール飯」の投稿を呼び掛ける佐賀商工会議所青年部の荒尾彰会長(中央)と江口裕太さん(右)、前田淳一さん=佐賀市の佐賀新聞社

 ■スマートフォンゲーム人気上位の海外作品18本のうち約2割に当たる4本が、ゲーム内課金を規制する資金決済法で必要な届け出をしていないことが分かった。他にも海外ゲームは違法状態の作品が多く、トラブルの相談件数も増えている。(4月30日付3面)

 私自身はスマートフォンのゲームはしないが、やっているうちに気付いたら何万円も課金していたという話はよく聞く。ものすごく便利な道具である反面、これだけ違法なものが多いと取り扱いにはさらに注意すべきだと思った。子どもは特に気をつけるべきだが、そこは親の責任になってくるだろう。

 ■刃物を持った佐賀市の当時17歳の少年が、佐賀発福岡行きの西鉄の高速バス「わかくす号」を乗っ取り、乗客の女性1人を殺害、4人に重軽傷を負わせた事件から、3日で20年になる。遺族や被害者は長い時の流れの中で、事件への向き合い方や少年に対する思いが変わっていった。(5月2日付22面)

 知人の関係者がバスの乗客だったこともあり、身近に感じていた事件で、テレビで見た当時のバスの映像を鮮明に覚えている。もう20年もたったのかと思ったが、被害者の方々はその間ずっとさまざまな思いと闘っており、立場や状況によって考え方もだいぶ異なることも分かった。被害者が加害者の更生と社会復帰を願う姿に、人の持つ「優しさ」を感じた。記事を通して事件を思い出すきっかけにもなった。

 ■政府が4日改定する新型コロナウイルスの基本的対処方針の原案が2日、判明した。学校は地域の感染状況に応じ、段階的に活動を再開すると明記した。(3日付1面)

 私も小学3年生の娘がいるが、3月からずっと休校が続いている。佐賀県は14日に再開すると決めたが、それまで延ばし延ばしになってきた。子どもは対応力が大人より乏しいため、心待ちにしていた友人との再会が何度も遠のくとメンタルが心配だ。9月入学への切り替えも議論されているが、子どもの気持ちは蚊帳の外でいいのだろうか。

 ■佐賀商工会議所青年部は、佐賀市を中心に料理の持ち帰りサービスを展開する飲食店の応援に力を入れている。4月上旬に開設したホームページ「トリモテ」の掲載店舗は、7店舗から約160店舗に急増し支え合いの輪が広がっている。(3日付17面)

 新型コロナウイルスの影響でいろんな業種がさまざま被害を受けているが、特に店内で料理を提供してきた飲食店は大打撃だ。そんな中、一種のボランティア団体である商工会議所青年部がいち早く持ち帰りサービスの情報の取りまとめ、発信に取り組んだのは頼もしい。国、県、市町の施策よりもさらに身近な活動として、一つの好事例と言えると思う。うちの店も登録した。

 ■佐賀県は5日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言延長に伴い改定された政府の基本対処方針を受け、県内事業者への休業要請を、一部を除き6日で終了すると発表した。対象の店舗や施設は7日から営業できる。引き続き休業を求めるのは、ホステスやホストらが隣で接客する店で、20日まで。(6日付1面)

 私も飲食店を経営している。5日の午後3時に知事の会見があって、「7日からOK」と言われてもそんなにすぐに開けられるものではない。国が方針を示した4日の夜に、何らかメッセージを発した県もあったと思う。お役所仕事ではなくもっとスピード感がほしかった。「気は抜けないけど解除」という形では、本当にお客さまに来てもらって良いのか迷う。どっちつかずの会見だった。

 

 飲食店や小売店を運営する会社の経営者。長女を先天性疾患で亡くした経験から講演活動に取り組んでおり、市民活動団体「佐賀いのちを大切にする会」の相談役も務める。