免許返納者に「交通サポート券」を説明する防災安全課の職員=玄海町役場

 玄海町は25日、役場内で65歳以上の高齢者を対象に運転免許証の自主返納の受け付けを始めた。自治体の窓口で自主返納ができるのは、県内では基山町に続き2例目。高齢者の返納を促すため、町独自に「交通サポート券」の交付も始めた。

 従来は佐賀市の運転免許センターか、唐津署に出向く必要があった。県警運転免許課は「すぐに返納できる環境づくりのためで、自治体と所轄署が連携した取り組み」としている。

 サポート券は、返納時に65歳以上の町民が対象で、町や唐津市内に事業所があるバスやタクシー会社を利用できる。配布申請から5年間、毎年3万円分(100円券を300枚)を交付。町防災安全課は「バスやタクシーを利用してもらうことで、公共交通の維持にもつながる」と期待を寄せる。

 初日にサポート券を受け取った山口幹郎さん(84)は「唐津市内の病院に行くのに毎回2千円ぐらいかかる。本当にありがたい」と語った。券は7月1日から利用できる。

 いずれも窓口は防災安全課で、受付時間は、自主返納が水曜日を除く平日の午前8時半〜正午。サポート券交付は平日の午前8時半〜午後5時15分。