三池海上保安部から感謝状を受けた県有明海漁協芦刈支所の友田正和さん(右)と片渕健太郎さん=小城市芦刈町の同支所

 白石町沖の有明海で航行不能になった漁船の乗員3人を救助したとして、佐賀県有明海漁協芦刈支所長の友田正和さん(52)と同支所職員の片渕健太郎さん(43)=ともに小城市芦刈町永田=が24日、三池海上保安部から感謝状を贈られた。

 同保安部によると、3日午後3時半ごろ、白石町の沖合1、2キロで操業中の漁船がスクリューに網が絡まって動けなくなった。漁船は芦刈支所所属で、友田さんと片渕さんは保安部からの連絡を受け、漁業者の船を借りて現場に向かった。

 航行不能の漁船は南風にあおられ、船の後部が沈んだ状態だったという。現場は水深が浅かったため、応援に駆け付けた大型船が近づけるように沖合までえい航して乗員を救出した。

 友田さんは「漁業者が困っているときは協力して助けるよう先輩方から言われてきた」と話し、片渕さんも「少しでも貢献できたのならうれしい」と話した。

 三池海上保安部管内の有明海では昨年、13件の海難事故が発生、漁船やプレジャーボートのエンジントラブルなどが原因という。漁業者や小型船舶の愛好者らで構成する「佐賀県水難救済会」などと協力して救助に当たっており、玉野晃(ひかる)部長は「一人でも多くの命を救えるように、合同訓練などで連携を強めていきたい」と述べた。