田んぼそばの土手で、夢や思いを絶叫する子どもたち=鳥栖市曽根崎町

 鳥栖市曽根崎町の基里小(木村嘉身校長)の5年生が6月26日、学習田の田植えに続き、新型コロナを吹き飛ばす“絶叫大会”を開いた。土手に止めた軽トラックの荷台から夢や願いを叫んで声の大きさを競い、「ユーチューバーになりたい」「サッカー選手になりたい」など並み居る夢を抑え、「コロナウイルス消えてくれ!」と叫んだ大石優也君(10)が見事優勝をさらった。

 農事組合法人「結農の里はる」と地元JAが企画・運営で協力し、56人が参加した。子どもたちは5月末に種まきし、20センチほどに育ったヒヨクモチの苗を、水田に入って田植え。水田の特設コースを使ってどろんこリレーも体験した。

 恒例のどろんこ相撲に代え、密を避けて今年は新型コロナを吹き飛ばす絶叫大会を開催。騒音計に向かって「基里小学校大好き!」と木村校長のお手本に続き、子どもたちは「警察犬の指導士になりたい」「長生きがしたい」「漫画王に俺はなる」と思い思いに叫び、優勝した大石君は飛行機のエンジン近くに相当する120デシベルをマークした。

 結農の里はる代表理事の久保山八郎さん(72)は、農業を通じた子どもたちとの交流は20年続いているといい、「中学生になっても互いにあいさつし、気軽に声が掛けられる」と話す。稲は10月に刈り取り、11月には親子で餅つきをして食べる。