サイクリングコース作成に向けて試走する県サイクリング協会のメンバーら=6月8日、有田町

 佐賀県は現在、隣県と連携した県内のサイクリングコースづくりを進めている。自転車を使った観光「サイクルツーリズム」を推進し、地域の新たな魅力につなげる。コース設定のため、昨年から県サイクリング協会と一緒に試走してきた。

 サイクルツーリズムを楽しんでもらおうと、九州各県と山口県の行政や関係機関は、県をまたぐルートを想定し、数年前から話し合いを重ねてきた。本年度、佐賀県は関連事業を予算に盛り込んでいる。

 現在、佐賀県が作成しているコースは二つ。糸島市から入り、唐津市や有田町など佐賀県内を通って佐世保市に通じるコースと、太良町など有明海沿いを走るコース。自転車で走りやすく、地域の魅力が伝わる道を取り入れている。

 今後はウェブなどで写真や動画などを使って情報発信する予定。公開時期は未定。県はコース近くの観光施設などに自転車を立てかけるラックも設置する。県観光課の田島祥嗣さん(41)は「自転車を受け入れる環境整備や、自転車に温かい町づくりにもつなげていければ」と語る。

 福岡県観光連盟のHPでは、那珂川市から神埼市など佐賀県内を通って大川市へ抜けるコースをすでに公開している。