誰もが生きやすい共生社会について語られたトークショー。左から2人目が井手洋子監督=佐賀市松原のシアター・シエマ

 鹿島市出身の映画監督・井手洋子さんが25日、オンラインのトークイベントに出演した。放課後等デイサービス(放デイ)の日々を切り取った井手監督の最新作「ゆうやけ子どもクラブ!」を手掛かりに、共生社会について語り合った。

 同作は東京都小金井市にある放デイを利用する子どもたちや保護者、そこで働く支援員が子どもたちの成長に寄り添う姿を映す。井手監督は「世の中には多様な人がいる。そんな目線で子どもたちを見てもらいたい」と語った。

 司会を務めた「○○な障がい者の会」の内田勝也さんは、井手さんから映画の感想を尋ねられ「外見から気付かれづらい障害に対して理解が十分ではないのでは。(映画を通して)いろんな生きづらさに関して知ることは大事だと思う」と語った。

 パネリストの社会福祉法人はるの福島龍三郎代表は「障害の前に一人の子ども。まず知って、できれば関わって」と呼び掛け、県放課後児童クラブ連絡会の石橋裕子理事長は「働きながらの子育てを支援する場は家族のパートナー」として、学童保育と放デイの連携の必要性を強調した。

 トークイベントの模様はQRコードのサイトで視聴できる。映画は佐賀市松原のシアター・シエマで11月5日まで公開中。(花木芙美)