ユネスコ「世界の記憶」遺産 多久で山本作兵衛炭坑画

 日本で初めてユネスコの「世界の記憶」遺産に登録された福岡県筑豊地方の山本作兵衛翁による炭坑記録画の特別展が、多久市多久町の市郷土資料館で始まった。ツルハシで採炭する様子や、炭鉱作業員がガス爆発に遭う場面など、当時の炭鉱労働の過酷さと、炭鉱をとりまく地域の生活や風習を独特のタッチで描いた画文調の作品40点が並ぶ。9月10日まで。

 特別展は8月の同和問題啓発強化月間に合わせて開かれ、市の基幹産業だった炭鉱について広く知ってもらおうと福岡県田川市の石炭・歴史博物館の協力のもと企画された。展示作品はすべて複製画で、坑内の薄暗い様子など水彩で描いた原画とほぼ同じ色調で表現され、来場者は作品を食い入るように見入っていた。

 また、記録画に描かれている内容に合わせ、ツルハシやカンテラ、スラ(石炭を積む運搬用のソリ)など市内に保管されている炭鉱用具の実物も展示。担当者は「実際に使われた道具を一緒に置くことで、臨場感を持ってもらえれば」と話す。このほか、昭和30年代、最盛期を迎えた多久市内の炭鉱に関わる仕事や町の様子を撮影した写真を約20点ほど展示している。

 開館時間は午前9時〜午後4時。月曜休館。入場無料。8月25日午後1時半から、多久市北多久町の中央公民館で田川市石炭・歴史博物館の安蘇龍生館長を招き「産炭地筑豊と同和問題〜山本作兵衛翁の記憶〜」のテーマで講演会もある。問いあわせは市郷土資料館、電話0952(75)3002。

スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?
佐賀新聞の他の記事もみる

九州/沖縄の主要なニュース

佐賀のニュースランキング

ランキングの続きを見る

地域の新着ニュース

新着ニュース一覧へ

人気記事ランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

地域のニュースを見る

地域を選択してください

戻る都道府県を選択してください

記事検索