豊作願い勇壮に 秋祭りで面浮立奉納

 鹿島市の七浦地区を中心に江戸時代から伝わる伝承芸能「面浮立」が10日、地域の神社の秋祭りで奉納された。稲穂が風に揺れる快晴の下、鬼面をかぶった「掛け打ち」が勇壮に舞い、五穀豊穣(ほうじょう)を願った。

 鹿島市母ヶ浦(ほうがうら)の鎮守神社では、掛け打ちや笛、鉦(かね)太鼓など、区民約80人が農道を練り歩いた後、神社の境内へ移動して面浮立を奉納。掛け打ちが腰を落とした低い姿勢で体をひねり、面の毛を振り回すたびに、県内外から訪れた100人近いアマチュアカメラマンが熱心にシャッターを切っていた。

 同市音成の天子神社と同市飯田の戸口神社でも住民が面浮立を納めた。また太良町の太良嶽神社では、住民がみこしを引いて町内を歩くなどした後に、子どもから大人までが一緒になって境内で面浮立を披露。笛や太鼓の音色に合わせて踊り、五穀豊穣と家内安全を祈願した。

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