居場所を見つけ、9人巣立つ 通信制サポート校卒業式

 不登校や高校中退など、さまざまな背景を持つ生徒が通う通信制高校のサポート校・KTC中央高等学院佐賀キャンパス(本部・名古屋市)で19日、卒業式があった。昨年4月に開校し、初の卒業生9人が居場所を見つけ、それぞれの夢や目標に向かって学びやを巣立った。

 式典で溝上博昭・佐賀キャンパス長は、人間関係に悩むなどして一時期は高校卒業を諦めた生徒たちが、もう一度目標を持って入校してきた経緯を振り返り「人よりたくさん傷ついたけど自分らしさを取り戻した。したたかに、しなやかに生きていって」と激励した。

 答辞に立った生徒(18)は、以前の高校で友人に嫌われ「誰を信じていいか分からなくなった」と振り返った。看護師になる夢を諦めきれずに入校し、4月からは関東の大学に進学する。「少しずつ成長できた。先生や仲間が支えてくれた」と声を詰まらせた。

 保護者への感謝の手紙で涙ぐむ生徒を励ましたり、先生に花束をプレゼントしたりして、温かい雰囲気に包まれていた。卒業生は大学や専門学校への進学、就職とそれぞれ新たな道を歩む。

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