要介護認定を終えて届いた通知。「要介護2」と書かれているものの、その「2」という数字が何を意味するのかわからない、という方はいませんか?

あるいは、要介護度が「要支援2」から「要介護1」に上がった。「それでいったい何が変わるのだろう?」そうお思いの方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は要支援1〜2・要介護1〜5までの7区分、どのような違いがあるのかまとめました。

「自立」「要支援」「要介護」とは

自立
上記の2つに当てはまらない状態を指します。独力で日常生活全般をこなすことができるため、介護保険サービスの利用は認められません。

要支援
「日常生活上の基本的動作については、ほぼ自分でおこなうことが可能であるが、日常生活動作の介助や現在の状態の防止により要介護状態となることの予防に資するよう手段的日常生活動作について何らかの支援を要する状態」と定義されています。

つまり、基本的な日常生活は独力でおこなうことができるものの、歩行困難や軽度の物忘れがみられるなど、多少の支援が必要な状態を指します。

要介護
「日常生活上の基本的動作についても、自分でおこなうことが困難であり、何らかの介護を要する状態」と定義されています。

つまり、日常生活全般において、独力で家事、移動、金銭管理、服薬管理などをおこなうことが難しく、だれかによる手助けが常時必要な状態を指します。

要介護度が変われば何が変わる?

要介護度は、要介護認定の審査によって決まりますが、この介護度の違いによって変わるのは2つ、「介護保険支給限度額」と「利用できるサービスの種類」です。

通常、介護保険サービスを利用する際は介護保険が適用されるため、個人負担は所得などに応じて1〜3割となりますが、その利用には限度があります。要介護度が高いほど、その支給額の限度も高く設定されています。

また、要支援1〜2と要介護1〜5の方とでは、利用できるサービスの種類が異なります。要支援の方が受けるのは「介護予防サービス」または自治体主導による「介護事業・日常生活支援総合事業」、要介護の方が受けるのは「介護サービス」という区分です。この区分の違いによって、例えば要支援の方はレンタルできる福祉用具に制限がかかることがあります。

特別養護老人ホーム(特養)は原則として要介護3以上の方が入居対象となります。逆に、有料老人ホームの中には重度の要介護度では入居を断られるケースもあります。 まとめると、以下のようになります。

要介護度によって、介護保険支給限度額が異なる。
要支援と要介護では利用できるサービスが異なる。