顧客の共済契約を無断で解約するなどし、現金約4000万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われていた元JA職員の男に対し、佐賀地方裁判所は懲役2年10か月の実刑判決を言い渡しました。

判決を言い渡されたのは、鳥栖市山浦町の無職、井上翔被告36歳です。判決によりますと井上被告は鳥栖市内のJA支所に勤務していた2015年から2017年にかけて鳥栖市の70代女性ら3人の口座を無断で開設した上、共済契約を解約し、返戻金あわせて約4000万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われていました。24日佐賀地方裁判所で開かれた判決公判で今泉裕登裁判長は「職務上の立場や知識を悪用した犯行で常習性があり犯行態様は悪い」と指摘した上で「被告人の父親が2500万円の弁償を申し入れ半額以上の被害回復が見込まれる」などとして検察側の懲役5年の求刑に対し懲役2年10か月の実刑判決を言い渡しました。

この事件をめぐり、JAさがは被害額7800万円余りを返還するよう求め提訴しています。