1歳乳児衰弱死…母、夜から朝まで実家でゲーム 課金で生活費不足 ミルク薄め、あげる回数減らす/地裁

1歳乳児衰弱死…母、夜から朝まで実家でゲーム 課金で生活費不足 ミルク薄め、あげる回数減らす/地裁

 埼玉県桶川市のマンション一室で当時1歳の三男を衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた夫(25)と妻(25)の裁判員裁判の第3回公判が5日、さいたま地裁(田尻克巳裁判長)で開かれた。妻の被告人質問が行われ、少なくとも三男が亡くなる数カ月前には痩せ細った状態を認識しながら、「実家でオンラインゲームをやる自分の都合を優先して、ミルクを増やすとか医者に連れて行くことを考えなかった」と話した。

 妻は3人の子どもを自宅に置いたまま、夜から朝までは実家でゲームをして過ごし、朝に帰宅して家事や睡眠を取る生活だったと証言。「友人がおらず、ゲームのチャットで初めて友達ができてはまってしまった」と子どもを放置した理由を語った。

 また、ゲームの課金で生活費が足りなくなり、「三男にあげるミルクを薄めていた」という。ミルクをあげる回数は当初は1日7、8回だったが徐々に減り、少ない時は1回だったとした。課金は月2万、3万円で、多いときは5万円ぐらいだったと述べた。

 長男や次男を出産した際は父や妹2人が育児を手伝ってくれたものの、三男が生まれてからは父が手術をしたり、妹が仕事のため、育児の相談ができなかったと説明。保育園にも入れず、自治体の担当者も代わって、「誰にも頼れなくなった」と答えた。

 今後に向けては、「対人恐怖症の病気を治し、妹と同じ職場で働き、資格を取るなどして手に職を付けたい。三男のお墓を作って一生供養していきたい」と述べた。

 起訴状などによると、夫と妻は2017年9〜10月ごろ、三男晴(はると)ちゃんの栄養状態が悪化しているのを認識していたにもかかわらず、十分な食事を与えたりすることなく放置。10月9日、自宅で、晴ちゃんを低栄養状態により死亡させたとされる。


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