KDDI総合研究所(埼玉県ふじみ野市、中島康之所長)は、ふじみ野市役所で市民を対象としたスマートフォン依存に関する住民参加型の実証実験の市民向け中間報告会を開いた。

 今回の実証実験ではスマホ利用の履歴を記録することで、正確な利用時間などを集計。実証実験に参加した参加者(主に中学・高校生)の1日の利用時間は平均2時間20分、夜中(午前0時〜6時)のスマホの利用時間は平均14分で、男女別のアプリ利用ランキングなども報告された。

 教育・医療ICTグループの本庄勝研究マネージャーは「ゲーム依存(障害)・ネット依存・スマホ依存など、似たような用語が多く、理解を難しくしている」としながら、「普段の生活に支障を与える過度なスマホの利用はスマホ依存とも呼ばれ、社会的な問題。利用の実態を可視化していくことで、適正利用について考えるきっかけとしてほしい」と話した。

 このほか「臨床現場でのネット依存・スマホ依存とは」と題して、東京医科歯科大学の小林特任助教による講話も開かれた。

 同研究所はふじみ野市と包括締結を結び、実証実験を今年3月まで実施。スマホの適正利用を促すアプリを参加者に提供し、その効果を検証していく。