和歌山県湯浅町の済生会有田病院の男性外科医や、同病院の受診歴がある男性が新型コロナウイルス(COVID19)に感染したことを受け、埼玉県内の病院でも感染予防対策を強化している。保健所は「手洗い、マスク、せきエチケットの徹底」を呼び掛けている。

 済生会川口総合病院(川口市西川口)は午前中の外来受付時間帯に、正面玄関と裏門に普段の2倍の職員が立ち、訪れる人に手洗いの徹底とマスクの着用を求め、急用以外は入院患者との面会も制限している。川口市立医療センター(同市西新井宿)でも同様の対策を実施し、家族以外の面会は制限している。

 済生会川口総合病院の木幡寿医療安全担当部長、市医療センターの堀伸浩事務局長も「ウイルスの病院内侵入を防ぎたい」と口をそろえた。

 川口市保健所の竹内秀行副所長は「手指の手洗いの徹底と、マスクなどによるせきエチケットを守ってほしい。免疫度を高めるための規則正しい生活も大事」と呼び掛ける。

 市保健所は日中英3カ国語で書かれた啓発ポスターを、3800軒の飲食店やドラッグストアなど計1万6千カ所に配布した。市民の相談電話を開設した1月27日から今月13日までに477件の相談があったが、ほとんどが「大丈夫なのか」など不安を訴える内容だったという。

 市保健所の相談専門電話は(電話048・423・6832)へ。