埼玉県のさいたま市は29日、新型コロナウイルスの複数感染が確認されているキャバクラについて、同市大宮区仲町の「CLUB GRANDE(クラブ グランデ)」と店舗名を明らかにした。新たに10代の女性2人を含む従業員4人の感染が判明し、感染者は計12人となった。市保健所はクラスター(感染者集団)として調査を開始し、17日以降に同店を訪れた客が濃厚接触者の可能性があるとして、連絡するよう呼び掛けている。

 市保健所によると、新たに感染が判明したのは、いずれも同市に住む30代と10代の女性従業員、東京都内に住む10代の女性従業員、同市に住む30代の男性従業員。感染判明の12人は男性2人と女性10人で、重症者はいないという。

 市保健所は当初、女性従業員50人、男性従業員20人の計70人と説明していたが、その後の調査で、女性従業員30人、男性従業員10人と判明。40人全員の検査を実施する方針で、37人の検査結果が判明し、うち12人が陽性だった。

 同店は緊急事態宣言の間も営業を自粛せず、1日に30〜50人が来店していたという。来客名簿などはないことから、市保健所は同店を通して女性従業員に客と連絡をしてもらうように要請している。最も早く発症した従業員は19日で、2日前の17日以降に同店を訪れた客が濃厚接触者の可能性があるという。

 市の帰国者・接触者相談センターには、同店を訪れたという客2人から連絡があり、いずれも検査で陰性だった。店は27日から休業し、店舗名の公表を了承したという。