宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(本社・東京)は14日、大館市岩瀬の三菱重工田代試験場で前日燃焼試験を行った新型ロケット「H3」の1段目エンジン「LE―9」を報道陣に公開した。

 H3ロケットは、現在運用しているロケットの後継機として、JAXAと三菱重工が開発している次世代ロケット。低価格、高信頼性などを実現した上で2020年度後半の打ち上げを目指している。

 コスト削減のためエンジンの一部に3Dプリンターで造形した噴射器を採用。また、全体のパーツを減らした上で、推進力を現行の約1・4倍に引き上げた。

 13日の試験では、上部に模擬タンクを組み合わせた状態で、エンジン3基に同時に着火して燃焼状況を確認。予定通り38秒間噴射し、試験は成功した。

 14日は、前日の燃焼試験の様子を間近で撮影した映像を紹介した後、3基のエンジンと燃料タンクを設置している高さ約55メートルのスタンド内部を公開。担当者が燃焼手順やエンジンの特徴などについて説明した。