多摩美術大学、東京造形大学と美大が2校あり、その卒業生が活動拠点にすることも多い八王子。近年は外部から新たな作り手も集まってきており、ものづくりの街としての機運も上昇中。各店の代表がそのワケを語ってくれた。

地元作家の止まり木&情報発信地。『MODESTE』

多摩美のインテリア科出身の望月さん。
多摩美のインテリア科出身の望月さん。

代表の望月成一さんは八王子に住んで約半世紀。「ものづくりに関わる人が集い、語り合う場にしたくてカフェ&ギャラリーの形にしました」。販売する器や家具は八王子在住、もしくは多摩美出身の作家の作品が中心。金工や木工、陶器にガラスなど多岐にわたるが、シンプルで日常使いしやすいものが多い。「少しずつ八王子に感度の高い人が集まって来ている。クリエイターとして楽しむ余白が、八王子にはまだまだ残っているんです」。

アイスカフェオレ500円。食事は無い。
アイスカフェオレ500円。食事は無い。
多摩美出身のガラス作家のオーナメント7500円。
多摩美出身のガラス作家のオーナメント7500円。
築50年のビル1階を、自身の手で改装。
築50年のビル1階を、自身の手で改装。

『MODESTE』店舗詳細

MODESTE(モデスト)
住所:東京都八王子市元横山町3-5-4-101/営業時間:10:30〜18:30/定休日:日・月(不定あり)/アクセス:JR八王子駅から徒歩15分

真摯なリペアで名作家具を後世へ『MICHIO OKAMOTO WAREHOUSE』

1階の工房で家具をリペア。
1階の工房で家具をリペア。

機屋関連の工場を改装した広大な空間に並ぶのは、デンマークやイギリスを軸とした1950〜60年代のビンテージ家具。「この時代の北欧家具は樹齢100年以上の銘木も贅沢に使っており、修理しやすい構造なので長く愛用できるんです」と岡本道雄さん。他社で購入した家具の修理も受け付けているのは、良いものを後世へ伝えるため。「ここ中野上町の工場跡で何かを始める、自分と感覚の近い作り手が増えてますね」。デンマークのデザイナー、ニールス・O・モラーの椅子など通好みの家具も多い。

月1〜2回、店内で『御菓子屋うえだ』の焼き菓子も販売。
月1〜2回、店内で『御菓子屋うえだ』の焼き菓子も販売。

『MICHIO OKAMOTO WAREHOUSE』店舗詳細

MICHIO OKAMOTO WAREHOUSE(ミチオオカモトウェアハウス)
住所:東京都八王子市中野上町5-3-4/営業時間:10:00〜19:00/定休日:火・水/アクセス:JR八王子駅から西東京バス「川口小学校」行きなど14分の「西中野2丁目」下車3分

取材・文=鈴木健太 撮影=金井塚太郎