塩野義、新抗うつ薬で販売権 日本、台湾、韓国で

 塩野義製薬は14日、米製薬ベンチャーが開発中の抗うつ薬について日本と台湾、韓国での開発・販売権を取得したことを発表した。契約金は約100億円。同社は平成30年度の予算で約200億円の投資を行う方針を示しており、その一環となる。

 塩野義が開発・販売権を取得したのは米ベンチャー「セージ・セラピューティクス」の抗うつ薬で、米国で治験(臨床試験)が進められている。塩野義は今後、国内の治験を速やかに開始したい考え。このほか開発の進展に応じて最大約530億円、さらに販売額の約2割を支払う契約となっている。

 従来の抗うつ薬は投与から効果が現れるのが2〜4週間かかっていた。一方、新薬は従来にはない仕組みで早期に効果が表れることが期待され、米国での治験では服用した翌朝から効果が出る患者もいるという。米食品医薬品局(FDA)からは「ブレークスルー・セラピー(画期的治療薬)」に指定され、審査時間短縮のための支援などを受けている。

 塩野義によると現在、日本の抗うつ薬の市場は1400億〜1500億円という。同社が現在国内で販売している30年3月期連結決算で約235億円の売り上げがあった抗うつ薬に対して、33年ごろにはジェネリック医薬品(後発薬)が出てくるとみられることから、その後継薬として取得した。手代木功社長は今年5月の決算会見で32年度以降に販売できる開発品を充実させるため今年度中に200億円の戦略的投資を行う方針を示しており、従来掲げてきた「創薬型企業として持続的な成長」を遂げるための一手となる。

 

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