老人ホームの癒やし犬「まるこ」児童書に 殺処分免れ活躍「誰でも居場所ある」 兵庫

老人ホームの癒やし犬「まるこ」児童書に 殺処分免れ活躍「誰でも居場所ある」 兵庫

 豊岡市日高町の特別養護老人ホーム「たじま荘」(県社会福祉事業団運営)で高齢者を励ましている雑種犬「まるこ」(雌)を“主人公”にした児童書が発刊された。殺処分になる運命から救われた子犬が癒やし犬として活躍するまでの足跡が描かれており、同施設では「かけがえのない存在」になっている。

 児童書の題名は「いやし犬まるこ お年よりによりそう犬の物語」。

 推定12歳のまるこは、「犬すて山」と呼ばれた山梨県の山奥で動物愛護の活動家に保護された後、伊丹市の日本レスキュー協会でセラピー犬としての訓練を受けた。同施設に来たのは平成18年1月。強く抱きしめられたり、何度なでられたりしても嫌がらない人なつこい性格が高齢者らに愛され、毎週木曜日に開設される「まるこカフェ」の“看板娘”としてもかわいがられている。

 昨年、県動物愛護協会から功労動物として表彰されたのを機に出版の話が舞い込み、今年夏、フリーライターの輔老心さんが取材、執筆した。数々のエピソードとともに、高齢者と触れ合う写真も掲載、心温まる一冊になっている。

 発行元の岩崎書店(東京)は「人の都合で殺処分になりかけた犬が人の役にたっている。まるこはごく普通の犬。どんな存在でも認められ、居場所を見つけられることを子供たちに伝えたい」とし、同施設の上田あゆみ所長は「まるこはみんなの心を癒やしてくれる。本を通じて高齢者施設の取り組みも知ってほしい」と話す。同施設では職員がデザインした「まるこTシャツ」も作製した。

 A5判、144ページで、1300円(税別)。問い合わせは同書店(電)03・3812・9131。

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