仙台市は16日、同市の水道水供給量の約3%を担う青下第1、第2ダム(同市青葉区)の水源地「青下水源地」の環境保全活動などを行う「青下の杜プロジェクト」に関する協定を民間企業9社と締結した。同プロジェクトでは植樹などの環境保全活動や、親子で自然に触れ合うイベントなどを開催する予定。郡和子市長は「美しい水源地をみんなで守る指標になる」と意義を強調した。

 同プロジェクトは昨年11月〜12月にかけて市が協力企業を募集。県内外の企業9社が賛同し、応募した。この日の協定締結に臨んだ郡市長は「地球温暖化など環境問題が叫ばれる中、民間企業と協力することが重要だ」とした上で、「このプロジェクトにより、市民が水源地保全の重要性を認識することを期待している。この機会に多くの人に豊かな自然に触れ、自然保護の大切さを知ってほしい」と話した。

 プロジェクトでは、同水源地の約1・3ヘクタールの活動エリアを9つの区画に分け、それぞれの企業が1年間で30万円以上の寄付を市に行う。また、同水源地に近接する「水道記念館」で同プロジェクトをPRし、水源地保全の重要性をアピールするという。今年4月から活動を本格化させる予定。

 青下水源地にはハイキングコースが設置されているほか、桜並木があり、春には多くの花見客が訪れることで知られる。また、昭和初期に建設された同ダムや「旧管理事務所」などは歴史的価値が認められており、市の登録文化財にも指定されている。