山梨県の長崎幸太郎知事は22日、新型コロナウイルス感染が確認された60代男性がアルバイトし、自主休業していた山梨市の「セブン−イレブン山梨上石森店」を訪れ、買い物して風評被害防止をアピールした。

 店舗は8日未明から休業。清掃や消毒を終え、濃厚接触者となった同僚8人の陰性が確認された上、18日には男性が退院したことから、20日朝に営業を再開していた。

 男性は保健所に対してコンビニでのバイトを当初否定したため、県の対応が遅れたが、同僚以外の濃厚接触者30人余りも陰性が確認され、結果として誰にもうつさなかったことになる。

 大柴邦彦県議会議長ら県議24人、高木晴雄市長らと店舗を訪れた知事は、オーナーの湯田直矢さん(39)の労をねぎらった後、おにぎりや納豆巻き、山梨名物の「吉田のうどん」など約3千円分を買い物した。

 知事は店舗前で「感染したことは罪や悪ではない。悪意ある風評流布や差別は山梨では根絶する」と決意を語り、「感染で影響を受けた事業者や医療機関の人たちを応援してほしい」と呼びかけた。