茨城県は23日、つくば市の80代の無職男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

 県によると、男性は11日に37度台の発熱があり、肺炎と診断され、市内の筑波記念病院に入院。改善が見られず、23日に県衛生研究所の検査で陽性が判明した。男性は現在、酸素吸入を要する状態で意識はあるという。

 男性は認知症で、入院前は自宅と病院、リハビリ施設を行き来していた。県は濃厚接触者を調べており、同居の妻にはウイルス検査と健康観察を行う。

 大井川和彦知事は同日、会見を開き、行動範囲の限られた男性が感染した事実を踏まえ、「クラスターが発生している可能性もゼロではない」とした上で「危機感を持っている。感染経路がつかめない場合、つくば市内での集会や会食の自粛要請も考える」と述べ、地域を限定した自粛要請を検討する方針を示した。