群馬県は24日、新型コロナウイルス感染者が県内で新たに2人確認されたと発表した。いずれも60代男性で、1人は公立館林厚生病院(館林市)でウイルス感染者を診療していた前橋市在住の医師で、もう1人は県内市町村で人口が最も多い高崎市に住む自営業。県内の感染者は22日に死亡した高齢男性を含めて計13人となり、今後の感染拡大が懸念される。

 県によると、医師は23日まで県内で確認された感染患者や、大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っていた感染患者を診療。22日まで毎日5回検温するなど感染予防を徹底し、発熱などの症状はなかった。23日午後から37度台の発熱や倦怠(けんたい)感があり、24日に県衛生環境研究所(前橋市)の感染の有無を調べるPCR検査で陽性と判明した。

 前橋市で妻と2人暮らしで、23日以降は自家用車で移動して公共交通機関は利用せず、容体は安定しているという。県は濃厚接触者については調査中で、該当者には健康観察と外出自粛を要請する。

 高崎市によると、自営業男性は2月3日から今月5日までフィリピンに渡航していた。15日から23日まで37度台の熱が続き、24日にPCR検査で陽性と判明した。県内の感染症指定医療機関に入院したが、軽症という。

 この男性は1人暮らしで基礎疾患がある。発熱後はほとんど外出していないといい、高崎市は「男性への詳細なヒアリングを行い、濃厚接触者の把握をしていく」としている。