【NHK記者過労死】「非公表要望は事実でない」と反論 「事実誤認がある」と両親が会見

【NHK記者過労死】「非公表要望は事実でない」と反論 「事実誤認がある」と両親が会見

 NHK首都圏放送センターの記者だった佐戸(さど)未和さん=当時(31)=が平成25年7月に過労死した問題で、佐戸さんの両親が13日、記者会見し「遺族側の要望で公表を差し控えていたというNHKの説明は事実でない」と反論、再発防止のため局内の周知徹底と自発的な対外公表を求めていたことを明らかにした。

 佐戸さんの父親は「NHKが4日に公表したが、事実誤認がある」と強調。「公表の話をしたことがない。死亡直後は考える余裕がなかったというのが事実。NHKが遺族の心情に寄り添っていると感じたことは今までない」と断じた。

 また労働基準監督署の認定では、亡くなる直近1カ月の時間外労働は159時間に上ったが、遺族側が勤務記録を調べたところ、この月は209時間、その前月は188時間で過労が常態化していたという。

 佐戸さんは17年に入局し死亡当時は東京都庁を担当。25年6月の都議選や7月の参院選の報道で多忙を極めた。参院選の投開票3日後の24日に死亡した。

 NHKは「ご両親には過労死を防げなかったことを心からおわび申し上げます。ご両親の思いを真摯(しんし)に受け止め、働き方改革に不断の取り組みを行ってまいります」とコメントした。

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