【TVチェック】「特命係長 只野仁」5年ぶり復活 脱・地上波で○◯◯シーンも増量

【TVチェック】「特命係長 只野仁」5年ぶり復活 脱・地上波で○◯◯シーンも増量

 俳優、高橋克典(52)主演の人気ドラマ「特命係長 只野仁」の約5年ぶりとなる新作シリーズが1月、インターネットテレビ局のAbemaTVで始まった(土曜午後11時)。普段はさえない窓際サラリーマンが、夜になると会長直属の特命係長として悪を懲らしめ、社内外のトラブルを解決していく痛快作だ。地上波放送からネット配信に変わったことで、あの名物シーンも増加。7日配信の初回は再生61万件を突破し、根強い支持を裏付けたようだ。

 「変わらないな、只野の世界観」「待ってました」

 AbemaTVは、視聴者がスマートフォンアプリ上でコメントを投稿・閲覧できるのが特徴。7日の初回では、只野仁の復活を喜ぶファンの声が相次いでいた。

 ドラマの原作は、「翔んだカップル」「大市民」などで知られる漫画家、柳沢きみおさんの同名コミック。平成15〜24年にテレビ朝日系で計4シリーズやスペシャル版が放送、映画化もされた。ドラマの魅力は、「遠山の金さん」など往年の勧善懲悪テレビ時代劇の「サラリーマン版」ともいうべき、痛快で分かりやすい筋立てだ。

 主人公の只野仁(高橋)が鍛え抜いた肉体を露出して悪人を成敗する恒例のアクションシーンをはじめ、サウナやホテルでのユーモラスなお色気シーンも定番の一つ。新作でもこうした魅力は健在で、高橋は体重を11キロ絞ってから撮影に臨んだといい、本編では52歳とは思えない黒光りする筋肉を拝むことができる。

 また、地上波放送でなくなったことが影響してか、お色気シーンも増量気味。第1話では高橋しょう子、14日配信の第2話では三上悠亜といった人気セクシー女優もゲスト出演し、最近の地上波ではなかなか見られないベッドシーンなどに体当たりで挑んでいる。

 一方、只野に指令を出す黒川会長を演じる梅宮辰夫(78)にとっては、昨年7月に初期の十二指腸乳頭部がんの手術を受けて以来、復帰第1作。梅宮は「正直に言うと、前作が終わってから一度もカメラの前に立っておらず、撮影から遠ざかっていたので、多少不安は残りました」と明かしつつ、「自分に慣れ親しんだ役を他の人にやらせるのは寂しいなと思い、今回、意を決して再挑戦します」と意気込む。

 ユーモア、アクション、お色気…とエンターテインメントの各要素をちりばめながら、サラリーマンの悲哀をさりげなく描いているのもこの作品の魅力。悪が成敗され、ドラマ終盤に高橋の楽曲「男の美学」が流れると、奇妙なカタルシスに襲われるのも旧シリーズ通り。ネット配信という新たな試みを取り入れつつ、「変わらないことの強み」がこれほど発揮されている作品も珍しい。(文化部 三品貴志)

      ◇

 「特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル」は、AbemaTVの「AbemaSPECIAL2チャンネル」で土曜午後11時に配信中。全5話。

ニュースをもっと見る

スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

おすすめ情報

産経新聞の他の記事もみる

社会の主要なニュース

社会のニュース一覧へ

17時22分更新

社会のニュースランキング

ランキングの続きを見る

東京の新着ニュース

東京のニュースをもっと見る

記事検索