【足のトラブル】「フットケアサロン」素足の悩みの受け皿に 角質整え美と健康を

【足のトラブル】「フットケアサロン」素足の悩みの受け皿に 角質整え美と健康を

 日に日に気温が上がり、サンダルのオシャレに心弾む季節。だけど、冬場ほったらかしだった素足はキレイ? 生活感漂うかかとのひび割れやタコ、ウオノメは見た目が悪いだけでなく、皮膚を圧迫して痛むなど体にも悪い。厚くなった角質を専用のマシンで取り除き、柔らかく歩きやすい足に整える「フットケアサロン」が増えている。気軽な癒やし空間で、男性客も意外と多い。(重松明子、写真も)

ダイヤモンド製のやすり

 ハーフパンツに着替えてベッドにあおむけに寝そべった。「かかとがコチコチ。少し時間がかかりそうですね」。フットケアの本場ドイツから輸入したという、ダイヤモンド製のやすりが回転を始めた。美容液を塗り込んだ足裏を滑るように削ってゆく。くすぐったいような心地よさ。指の角質もなめらかにしてもらい、最後に足を手で触れてみると、しっとりツルツルである。

 3月末に開店した「フットデザイン」メトロシティ西池袋店(東京都豊島区)で、フスフレーゲと呼ばれる角質除去(30分4860円)を受けてみた。「自宅でのケアもしっかり保湿することが大切。乾いた状態で無理に削ると、刺激に反応して角質が余計に厚くなってしまう」と、佐々木真奈美店長がアドバイス。

 追加で外反母趾をいたわるストレッチを受け、アーチを安定させるテーピングを施してもらう。再び靴を履いてみると、足が一回り小さくなったような軽さを覚えた。

経験のある女性は92%

 全国516店、昨年度の売り上げ166億7346万円のリラクセーションサロン「ラフィネ」グループの新業態。「足のトラブル予防・対策を求めるお客さまが増えているため特化した。フットケアサロンは個人経営が多く、チェーン展開で新たな需要が掘り起こせると考えている」とラフィネを展開するボディワークホールディングス。

 オープン後の客層は40代以上が8割を占め、男性も3割。営業マンやバーテンダーなど革靴で長時間立ったり歩いたりする職種の人、「爪が厚くなって、自分で切れない」という近所のお年寄りも利用。「病院に行くほどではないが、気になる」素足の悩みの受け皿となった。

 少々古いが、平成23年度の経済産業省の靴の健康調査によると、タコやウオノメ、外反母趾、靴擦れなど足のトラブルを抱えた経験のある男性は72%、女性は92%に上る。

オシャレのためだけじゃなく

 フットケアサロンの最大手は、首都圏の百貨店を中心に12店を展開するピップグループ、アブコの「フットバランス」だ。ドイツの「ポドロジー」を日本向けにアレンジした施術をウリに、平成11年に1号店をオープン。数年前から店舗の再構築を進め、昨年10月には松屋銀座の別館(東京都中央区)に出店した。

 足の角質集中ケア(30分4860円)のほか、同店限定で「理想的な足裏に整える」施術と組み合わせたオーダーメードインソール(セット価格初回1万6200円、2足目以降9000円)を販売。靴売り場に出張して角質や巻き爪対策の相談会を開くなど、立地を生かした試みを行っている。「百貨店は美容健康意識の高い女性客が多い。今後は毎年1〜2店ペースで新規出店する計画です」とフットバランス事業本部。

 糖尿病を持ち出すまでもなく、足指の潰瘍や爪の異変を見つけることは病気の予防や早期発見につながる。健康を支える素足。美しく整えることは、決してオシャレのためだけじゃない。

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