【鉄道ファン必見】SL復元技術は鳥取・若桜鉄道にあり D51もC12も

【鉄道ファン必見】SL復元技術は鳥取・若桜鉄道にあり D51もC12も

 鳥取県東部を走る第三セクター、若桜鉄道(19・2キロ)が持つ蒸気機関車(SL)の動態復元技術が、各地でSLに新しい命を吹き込んでいる。集客力が高いSLの運転は近年、地域おこしにニーズが高く、同鉄道が10年間培ってきた技術が注目されている。

 10日、同鉄道若桜駅(若桜町)で、鉄道車両など重量物輸送業のアチハ(本社・大阪市)の阿知波みどりSL鉄道事業推進室長から、同鉄道社長の小林昌司・同町長に感謝状が贈られた。アチハは新規事業でSLリースを開始。同鉄道の技術指導を受け、所有するD51型の営業運転が有田川鉄道公園(和歌山県)で始まったことに感謝した。

SLで新規事業

 D51型は、若桜鉄道でSL整備を担当する谷口剛史・車両係長(42)らが、2月頃から復元に着手。アチハが譲り受けるまでは愛知県の個人所有で状態は良かったが、ボイラー、台車などに分割し、修復した。蒸気の代わりに圧縮空気で動くため、コンプレッサーを取り付け、配管を変えた。

 谷口さんは愛知や和歌山に何十回も通い、復元を完了。D51型は7月23日から、同公園の約400メートルの線路で来場者を乗せて運転を始めた。8月5、6の両日には乗車が計約1千人に達したという人気ぶりだ。

 若桜鉄道は、兵庫県多可町から譲り受けたC12型を社員が自力で修繕。平成19年から、若桜駅構内で運転している。この間に蓄えた技術で、神奈川・山北町のD52型、栃木の真岡鉄道のD51型の修復などに関わり、今も復元依頼の話があちこちからあるという。SL整備の生きたノウハウを持つところは少なく、同鉄道の技術が各地で活躍しそうだ。

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