【鉄道ファン必見】桃太郎に金太郎、スマホCMではなく機関車の愛称 赤いクマさんも活躍

【鉄道ファン必見】桃太郎に金太郎、スマホCMではなく機関車の愛称 赤いクマさんも活躍

 「桃太郎」「金太郎」といえば、今どきは携帯電話のCMの登場人物だが、貨物列車の世界では機関車の愛称になる。桃太郎が直流電化区間のエース的存在として君臨するEF210、金太郎は2つの車体を連結し、パワーが持ち味のEH500。「浦島太郎」はいないが、ほかの機関車にも愛称がつけられ、ファンの間で親しまれている。

 押して引いてダブル桃太郎

 JR山陽線の西条駅(広島県東広島市)では、桃太郎ことEF210が押したり、引っ張ったりする活躍を間近で見ることができる。桃太郎が牽引する上り貨物列車は遅いスピードで西条駅に滑り込み、やがて停車する。列車の一番後ろを見ると、桃太郎がもう1両連結されている。広島駅から西条駅の間には「セノハチ」(瀬野−八本松)という急勾配区間があり、上りの貨物列車には後部に補機の機関車が連結され、坂路を押し上げているのだ。

 桃太郎は補機としても本務機としても使われるケースが多く、列車の両端で協力しながら勾配を上る。停車中に補機は切り離され、岡山方向へ去って行った列車を見送った後、単身で広島方向へ戻っていく。

 EF210は平成8(1996)年に登場。配属先が岡山機関区ということで、ご当地にちなんだ名前がつけられた。車体横に「桃太郎」の文字を掲げ、東海道・山陽線、東北線などを快走する。

 青と赤の稲妻も

 金太郎ことEH500は9年に誕生した。交直流機関車であることを示す赤い車体の横面にはマサカリを持った金太郎のイラストが描かれている。

 特徴は何といっても2つの車体を連結した姿。国鉄時代の直流機関車EH10以来の形状で、パワフルに東北線、鹿児島線で貨物を引っ張る。金太郎という名前は一般公募で、とくに配属先など意味はなく、桃太郎に続くものと位置づけられたようだ。

 JR貨物では積極的に機関車に愛称をつけており、金太郎と同じ2車体連結で直流区間を走る青いEH200は「ブルーサンダー」、交直流用の赤いEF510は「レッドサンダー」、いかつい容姿で北海道を中心に活躍するディーゼル機関車のDF200は「レッドベア」と呼ばれている。

 かつては「ムーミン」も

 国鉄時代の機関車にも呼びやすい愛称はあった。例えば蒸気機関車のD51は「デゴイチ」、C62は「シロクニ」、電気機関車のEF58は「ゴハチ」と型式番号にちなんでいた。黒と黄色の塗色で重厚な感じのEH10は「クマンバチ」、のっぺりとした前面が特徴だった電気機関車のEF55は「ムーミン」と、見た目でつけられた。しかし、あくまでファンの間でのもので、鉄道会社が公式につけたものではない。

 また、DF200とEF510には例外がある。JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」を牽引するのは同社所属のDF200の7000番台。しかし車体は優雅なロイヤルワインレッドの塗装で、とてもレッドベアとは呼べない。

 富山機関区に配属され、日本海縦貫線で貨物を担当するEF510の中には青いグループが存在する。これらは、かつてJR東日本で豪華寝台列車「北斗星」の先頭に立っていた同型式の500番台で、北斗星の廃止に伴い、JR貨物に移籍し、富山にやってきた。スポットライトを浴びた過去を思わせるように、レッドサンダーとは一線を画したブルートレイン担当時の青い塗装のままで、コンテナを引っ張っている。

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