平成7年に発生し、6434人が亡くなった阪神大震災は、17日で四半世紀の節目となる25年を迎える。発生時刻の午前5時46分には、兵庫県内の各地で犠牲者らを悼み、鎮魂の祈りがささげられる。被災した県内全13市では震災後に入庁した職員が来年度に6割を超える見通し。県内各企業でも震災後生まれの若者が増えており、震災の記憶を語り継ぐ重要性は増している。

 17日は早朝から神戸市中央区の東遊園地で追悼行事「1・17のつどい」が開かれ、市民らが竹灯籠などでつくる文字「きざむ 1・17」を囲んで午前5時46分に黙祷(もくとう)する。午後には東京都渋谷区の代々木公園にも追悼会場が設けられ、昨年に続いて午後5時46分に神戸と東京で同時に犠牲者の冥福を祈る。

 震災25年の節目に追悼行事に多くの市民が参加できるよう、神戸市営地下鉄は始発を繰り上げ、午前4時台に臨時便を運行する。臨時便の運行は震災20年だった平成27年以来5年ぶり。兵庫県主催で同県公館で午前11時45分から開かれる追悼式には、秋篠宮ご夫妻が出席される。

 市民団体のまとめによると、兵庫県内で17日前後に開かれる追悼行事は昨年より7件増の60件。震災20年だった27年(110件)以降は減少傾向が続いていたものの、震災25年の節目を受けて増加に転じたとみられる。