新型コロナウイルスの影響で、就職を希望する高校生に企業担当者が直接説明するガイダンスが中止となる中、和歌山県がオンラインによる高校生の就職活動支援を強化している。県内企業の魅力を紹介する動画を県のサイトに掲載。就活が正式スタートする7月以降は、企業のオンライン説明会も希望する各高校で順次開催していく。県の担当者は「より多くの企業情報を発信し、高校生に希望の就職先を見つけてほしい」と話している。

 高校生の就活は7月1日に正式スタート。企業から学校に届く求人票を閲覧でき、職場見学も始まる。

 県は例年、地元就職を後押しするため、企業がブースを構えるガイダンスを6月に開催してきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。

 そのため県はオンライン活用を強化し、県内企業の魅力を紹介する動画を、県のサイト「UIわかやま就職ガイド」内に掲載。80社分以上あり、業種も製造業や建設、小売り、医療・介護など幅広い。1社10分以内で、会社概要や事業内容、従業員のインタビューなどを伝えている。

 就職希望の高校生は、学校別のIDとパスワードを入力すれば視聴できる。

 一方、オンラインによる企業説明会は、希望する各高校を対象に開催する。

 第1回は7月3日、箕島高校(有田市)で計画。9社が参加し、1社20分の持ち時間で担当者が画面越しに会社概要や仕事内容、採用条件などを丁寧に説明。生徒側からの質問にも答える。

 例年のガイダンスに比べて企業側はブース設置などの手間がなく、生徒も一度に多くの企業の説明を聞けるメリットがある。学校を通した応募書類提出の始まる10月5日までに、希望する高校に順次実施していく計画。

 県の担当者は「今年はガイダンスの代替だが、オンラインならではの良さもある。高校生には企業分析に活用してほしい」と利用を呼びかけている。