【閉会中審査】北の脅威はどこ吹く風… ミサイルよりも「日報」「加計」か

 10日に行われた衆院安全保障委員会と参院外交防衛委員会の閉会中審査は、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題をめぐる応酬に終始した。また、同日の菅義偉官房長官の記者会見では、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設に絡み、一部メディアの記者が同趣旨の質問を連発するおなじみの光景が繰り広げられた。北朝鮮のミサイルの脅威もどこ吹く風のようだ。(松本学、広池慶一)

 「なぜ稲田朋美元防衛相の出席がかなわなかったのか。納得できない」

 衆院安保委で質問に立った民進党の升田世喜男(せきお)氏はこう不満を爆発させた。

 確かに、稲田氏は防衛相辞任で国防への信頼を失墜させた一連の問題への説明責任を果たしたことにはならない。「安倍晋三首相は丁寧に説明すると言っているが、やっていることは逆だ」(民進党の山井和則国対委員長)という批判は一面の真実を突いている。

 ただ、そうした点を差し引いても、この日の質問には目に余る部分があった。

 「大臣にこのようなこと聞くの、酷(こく)ですよね。関係ないんですから。知ったこっちゃないですよね」

 民進党の福山哲郎幹事長代理は参院外交防衛委員会で、稲田氏が出席しないことへの恨み節を小野寺五典防衛相にぶつけた。

 招致を拒否した自民党国対への不満であればまだ同情の余地もあるが、委員会運営について閣僚にただしたところで詮(せん)ない話だ。

 福山氏は「大臣をさらし者にしているが、新大臣には罪がない」とも述べた。「さらし者」という表現が出てくる時点で、自身の追及が「批判のための批判」であると認めたに等しい。

 菅氏の会見では、東京新聞社会部記者が「平成27年4月に柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が首相官邸で加計学園事務局長と面会した」との朝日新聞報道を取り上げ、質問を重ねた。

 菅氏は「国会で柳瀬氏が答えた通りだ」と応じても、記者は引き下がらずに同じ趣旨の質問を続けた。あげくの果てに「国民が理解しがたい話を政府がひたすら言い続けているようにしかみえない」と、自らの主張を「国民」と置き換えて一方的に言い連ねた。

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