一般会計総額が102兆6580億円で過去最大となる令和2年度予算は27日の参院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。当初予算として100兆円の大台を超えるのは2年連続。予算成立を受け、安倍晋三首相は新型コロナウイルスの感染拡大に対処する緊急経済対策を踏まえた2年度補正予算案の編成を指示し、4月中の成立を図る。

 緊急経済対策の事業規模は、リーマン・ショック後の平成21年に実施した56兆8千億円を上回り、名目国内総生産(GDP)の約1割に相当する見通し。

 首相は本会議に先立つ参院予算委員会で、東京都内の感染拡大に関し「ロックダウン(都市封鎖)のような事態を招けば、わが国経済にもさらに甚大な影響を及ぼす」と指摘。経済対策については「(感染拡大に)終息が見込まれる中で、経済を安定的な成長軌道に乗せ、V字回復していく対応も必要だ。期待を持ってもらえる強大な政策を講じたい」と強調した。

 2年度予算は、高等教育や幼児教育・保育の無償化などで社会保障関係費が過去最大の35兆8608億円となった。防衛費も5兆3133億円と6年連続で最大を更新。昨年10月の消費税増税に伴う景気下支え策なども盛り込んだ。