【高校野球】横浜緑ケ丘2年・塩見亘毅投手「次の夏は結果を」 南神奈川大会

【高校野球】横浜緑ケ丘2年・塩見亘毅投手「次の夏は結果を」 南神奈川大会

 高校野球南神奈川大会2回戦の対保土ケ谷戦で、横浜緑ケ丘2年の塩見亘毅投手は「力のある打線だな」と、マウンド上で相手打線のスイングの強さを感じていた。七回、外野に回ると、自身の後を受けた投手が1点を失い、5−4。1点差に迫られた局面で再度、マウンドに上がった。スクイズで同点に追いつかれたものの、力のある直球で後続からは三振を奪い、ピンチを脱した。

 9人の2年生に対して、3年生はわずかに4人。チームの中軸を担う2年生も多いが、チームの「中枢」を担ってきたのは間違いなく3年生。自身も「3年生に引っ張ってきてもらった」と自覚する。それだけに、背番号1を背に先発を任されたこの試合は「絶対に勝つ」という気持ちでマウンドに立った。

 調子は悪くなかった。きれいなオーバースローのフォームから直球と縦に割れるカーブを丁寧にコースに散らし、相手打線に立ち向かっていく。七回のピンチを脱した際には、三塁を守る主将の小野と、肩をたたき合いながら勝利への執念を燃やした。

 だが、八回に連続二塁打を浴びるなど、この回4失点。一度つかみかけた「勝利」が遠のいていった。

 尊敬する3年生との最後の試合。悔いの残る結末に、あふれ出る涙を抑えられるわけはない。試合後は、とめどなく涙が頬をつたった。自身の高校野球はあと1年。原動力は3年生への感謝の気持ちだ。「次の夏は、結果を出すことで3年生に恩返しをしたい」。この日の悔しさを糧に、次へと歩き出す。


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