数日前から嗅覚の異常を訴えていた阪神・藤浪晋太郎投手(25)が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を受けることになり、谷本修副社長兼球団本部長が報道陣の取材に応じた。主な一問一答は次の通り。

 −−藤浪の検査は

 「保健所が仕切っているが、なかなかすぐにできない。チームドクターが相談にあがっている。できるだけ早く受けた方がいいと思っているが、模索しているのが現状だ」

 −入院しているのか

 「受診だ。本人も元気なので、自分で運転し診察を受けている」

 −今後、入院は

 「ないと思う。軽症者は基本、自宅や宿泊施設待機になっている。入院させてくれないと思う。本人も倦怠(けんたい)感や発熱もなく、せきもない。嗅覚だけがない。専門家を入れた対策連絡会議でも、若者がウイルスを取り入れたときに起こる初期症状で嗅覚や味覚の不全が起こるという説明を受けていなかった」

 −−藤浪の症状は

 「本人は『2日連続でワイン、朝のコーヒーのにおいがせず、これは気持ち悪い』ということだった。一昨日(24日)は耳鼻咽喉科と内科を回ったが、季節特有のアレルギーか何かという診断で、特に何もなかった。ただ(25日の)朝のコーヒーがまたにおわず、心配になったため、チームドクターの紹介で受診した耳鼻咽喉科で、(新型コロナウイルス感染)の可能性があるということで保健所に連絡が入った」

 −−NPB(日本野球機構)への報告は

 「(この件については)昨日の段階で報告した。本人に電話でヒアリングをかけ、夕食を共にしたチームメートにはすぐ連絡した。その時点で『そう言われれば、みそ汁の味がしないかもしれない」というのが1人。これだけ出たのでもう一回確認しようっていうことで再度連絡入れたところ、今朝になって『そういわれると味を感じない気がする』という申し出がもう1人。2人出てきたので、再度地域医療の先生にかけ『ちょっと大変なことになりかねない』ということになった」

 −−藤浪からの申し出があったのは

 「一昨日(24日)。新型コロナウイルス関係とは本人も思っておらず、トレーナーから『味覚不全、嗅覚不全で、医者に行ってきます』ぐらいに聞いていた。われわれの『申し入れなさい』というガイドラインには入ってなかった」

 −−他の2選手への指示はどうなっているか

 「それも怪しいので(藤浪に)『ついていけ』と。別々の車だが、場所は一緒だ」

 −−藤浪と2選手が食事をしたのはいつか

 「3月14日。幸いだったのは遠征先でなかったこと。検査結果出るまで地域医療の先生方、NPBと適切に進めていきたい」

 −−選手、スタッフは自宅待機か

 「1軍はもともと移動休日。(球場に)出てきても練習はできないと言って帰らせた。間違ってもクラスター感染が起こらないよう、慎重な対応をしていきたい。チーム、球団関係者については、少なくとも1週間は自宅待機させようと思っている。次の指示があるまで出てくるなと言っている」

 −今後の球団態勢は

 「基本的に自宅待機。まずは藤浪君と、味覚症状を訴えてきた2選手が隔離になると思う」